OOTD NG診断
AI診断へ

2026-09-12 / OOTD編集部 / 展示会 / 出展スタッフ / 立ち仕事 / 搬入 / 商談 / 仕事靴

展示会スタッフは何を着る?立ち仕事・搬入・商談で分ける服装と靴

朝7時に搬入、10時から受付、午後は取引先と商談、閉場後は撤去。展示会スタッフは、同じ会場にいても一日の中で作業員、案内役、説明員、営業担当へ役割が変わります。それでも『黒スーツ、パンプスで統一』だけが共有されると、安全と疲労の両方で無理が出ます。

展示会スタッフの服装は、会社の見た目より先に、主催者規定と当日の役割で決めます。 搬入・設営は長袖、長ズボン、作業に適した靴、必要な保護具。開場後は出展者証が見え、立ち、歩き、説明できる服。重要商談だけジャケット等を一段足します。

この記事の範囲

日本の展示場・コンベンション施設で行うB2B・B2C展示会の出展企業スタッフを想定します。搬入出、設営撤去、保護具、出展者証・作業員証、実演、食品・化粧品等の衛生、撮影、車両、電気・火気、避難、服装は、会場、主催者、施工会社、出展企業、業務内容で異なります。出展マニュアル、安全計画、雇用主・現場責任者の指示を最優先してください。

Quick Answer|搬入服・開場服・商談の一段を分ける

  • 搬入・撤去: 長袖、長ズボン、足に合う作業靴。主催者・会場指定に従い、ヘルメット、手袋等を着用します。
  • 受付: 清潔な統一トップス+動けるパンツ+安定した低い靴。出展者証を隠しません。
  • 説明・実演: 袖、髪、名札ひも、アクセサリーが機器・商品へ触れない形。実演安全を優先します。
  • 商談: 受付服へストレッチジャケット等を一段足し、座る・立つ・資料を取る動作を止めません。
  • 運営: 靴だけで疲労を解決せず、交代、座れる休憩、給水、荷物置場、予備服まで計画します。
日本のB2B展示会ブースで、受付、製品説明、着席商談、フロア管理を担当するスタッフが、出展者証、統一感のあるトップス、ストレッチジャケット、低く安定した黒靴で働く様子

全員を同じスーツにするより、色と名札位置をそろえ、受付・説明・商談の役割が来場者から分かる方が、ブースは機能します。

服を選ぶ前に、出展マニュアルを施工会社まで共有する

展示会ごとに、搬入日時、入館証、車両、装飾、実演、危険物、食品、清掃、撤去が定められます。CEATECの公式出展マニュアルは、出展者バッジと作業員リボンで利用できる期間が異なる例を示しています。浜松ビジネスマッチングフェアの公式マニュアルも、搬入から会期中、搬出まで出展者証の着用を求めています。

『去年も同じ会場だった』ではなく、今年の展示会名・会場・小間番号に対応する最新版を読みます。主催者、会場、施工会社、出展企業で指示系統が分かれやすいため、服装・保護具・入館証を現場責任者が一枚にまとめます。

時間帯別|必要な服を分ける

時間・場面服装の土台靴・保護具最優先確認
搬入・設営長袖、長ズボン、伸縮する作業服作業に適した靴、指定のヘルメット・手袋入館証、作業区画、責任者、工具
開場前清掃・朝礼開場服へ着替え、汚れとほつれを確認長時間立てる低い靴役割、休憩、緊急連絡、名札
受付・呼び込み統一トップス+動けるパンツ等安定し、サイズの合う靴通路境界、配布範囲、来場者導線
製品説明・実演袖・髪・装飾を制御できる服機器・床・作業に合う靴と保護具実演手順、安全距離、停止担当
商談ジャケット等を一段足した端正な服立ち座りしやすい低い靴予約、資料、機密、撮影
閉場後・撤去再び作業服へ着替える指定の作業靴・保護具来場者退場、通電停止、搬出順

開場中の4役を服で支える

RECEPTION

受付

出展者証、端末、資料、ペンを固定。カウンター内でしゃがみ、立ち上がれる服にします。

DEMO

実演・説明

機器へ触れる袖・髪・名札ひもを管理。来場者から動作が見える色と位置に立ちます。

SALES

商談

柔らかいジャケット等で一段整え、座っても苦しくなく、名刺と資料を静かに出せる形にします。

FLOOR

巡回・運営

無線、電話、鍵、予備バッジを小さく分け、ブースと事務局を歩ける靴を優先します。

搬入・設営は、接客前の『仕事場』

長袖・長ズボン・作業靴

インテックス大阪の安全資料は、設営・撤去・運搬時に長袖、長ズボン、作業に適した靴を着用し、作業者は保護帽、必要に応じて保護手袋を着用するよう案内しています。会社のポロシャツや商談用革靴が、この作業条件を満たすとは限りません。

自社スタッフも作業者になる

施工会社だけでなく、自社社員が箱を運ぶ、モニターを置く、脚立で掲示する、配線を触るなら作業に参加しています。インテックス大阪は、出展者や委託施工・運送業者を含む複数の関係者による不安全行動と指示系統の難しさへ注意を促しています。責任者と作業範囲を先に決めます。

開場服を汚さない

商談用ジャケットや開場中の靴はカバーに入れ、工具・資材と分けます。更衣室・控室がない場合もあるため、着替え場所と時刻を主催者へ確認します。接客服のまま床へ膝をつき、汚れを香水で隠す運用にしません。

日本の展示場で、長袖・長ズボン・作業靴・ヘルメット・手袋を着用した出展スタッフが、固定した台車と脚立で安全に搬入し、開場用ジャケットと黒靴を別に保管する様子

搬入服と開場服を分けます。作業時は主催者・会場の保護具指示を守り、開場用のジャケットと靴は資材・ほこりから離して保管します。

開場中の服|統一感は色と役割で作る

全員スーツにしない

受付・説明員は、無地またはブランド色のシャツ、ポロ、ニット、オーバーシャツ等に、伸縮パンツを合わせられます。商談担当だけジャケットを足す、技術担当は別色の上着にする等、来場者が『誰に何を聞くか』を見分けられる設計にします。

名札の見える位置

出展者証を上着や長い髪で隠さず、入口で確認しやすい高さにします。安全機器の近くでは、長いネックストラップが巻き込まれない仕様・装着方法を主催者へ確認します。人のバッジを借りず、作業員証と出展者証の利用期間を区別します。

ジェンダーで靴を指定しない

女性はパンプス、男性は革靴と固定せず、同じ色域・清潔感・役割でそろえます。ヒールの高さやスカートを接客品質の条件にしません。身体事情や補助具があるスタッフを含め、全員が安全に立ち、座り、避難できる選択肢を用意します。

長時間立つ靴|『疲れにくい』広告より見る物

確認項目前日までにすること当日の運営
サイズ・足幅両足で夕方に試し、つま先・かかとを確認痛みが出たら交代・休憩を申告
靴底薄過ぎ・硬過ぎ・滑りを確認濡れ・段差・ケーブルを避ける
かかと浮き、擦れ、高さを歩いて確認高いヒールを長時間立位へ固定しない
履き慣れ新品を本番前に短時間ずつ試す予備靴と靴下を控室へ
床の硬さ会場・ブース床材を施工担当へ確認許可されたマット、椅子、姿勢変更
連続時間シフトと休憩表を作る受付・商談・休憩を交代し、立ち続けない

靴だけで長時間立位を解決しない

厚生労働省の腰痛予防対策は、立ち作業で長時間の連続した立位を避け、他作業との組合せ、椅子、小休止、足に合う靴、硬い床ではクッション性のある作業靴やマット等を挙げています。『疲れにくい靴を各自で買う』だけでは、勤務設計の代わりになりません。

受付を2時間固定せず、説明、着席入力、休憩を交代させます。ブース内に椅子・マットを置けるかは主催者と施工図で確認し、通路や避難動線へはみ出さないようにします。

受付・説明・商談の小物

受付

ペン、端末、来場者リスト、資料をカウンター内で固定します。名札ケースや小型ポーチは、必要物だけを入れ、肩ひもが長く揺れない物にします。個人の財布、薬、鍵は施錠できる場所または会社指定の管理へ分けます。

説明・実演

袖口、長い髪、ネックストラップ、アクセサリーが可動部・熱・液体へ触れないか、実演ごとにリスクを確認します。試食、化粧品、医療・化学・機械等は服装以外の衛生・安全規定があるため、担当者教育と停止手順を用意します。

商談

名刺入れ、筆記具、提案資料を同じ場所へ固定し、座った時にポケットが膨らまないようにします。機密資料や来場者情報を机へ放置せず、撮影可否とデータ入力先を共有します。ジャケットの価格より、準備が静かに完了することが信頼につながります。

運営責任者が前日までに決める物

項目決める内容服装との接点
役割表受付、説明、商談、巡回、休憩、責任者色、ジャケット、ポケット、靴
バッジ出展者証、作業員証、入場証の期間と枚数見える位置、貸借禁止、予備ケース
着替え場所、時間、保管、汚れ物搬入服と開場服、予備トップス
休憩交代時刻、椅子、給水、食事場所靴を脱ぐ可否、羽織り、汗対策
荷物施錠場所、貴重品、段ボール、傘ブース・通路へバッグを置かない
緊急時責任者、避難口、連絡、実演停止走らず移動できる靴、名札で識別
撤去来場者退場、通電停止、搬出順、保護具閉場後に作業服へ戻す

避けたいのは、ラフさより運営を止める服

機能しない統一服

白シャツが透ける、ポケットがない、全員の靴が痛い、ジャケットを脱ぐと会社が分からない等は、見た目をそろえても運営を止めます。事前試着で、しゃがむ、手を伸ばす、マイクを付ける、名札を下げる動作を行います。

強い香りと鳴る装飾

狭い商談席で長時間会話するため、香水・柔軟剤・整髪料を重ね過ぎません。大きなアクセサリー、金具、チャームは机や展示品へ当たり、マイクへ音が入る場合があります。

ブース外の呼び込み

衣装を目立たせても、主催者が定める配布・呼び込み範囲を越えません。アイランダー公式マニュアルのように地域衣装を活用する例もありますが、展示会ごとの目的と規定が先です。通路を塞がず、来場者の身体へ触れません。

出展前の17項目

  • 今年の出展マニュアルと会場安全案内を読んだ。
  • 施工会社・運送会社・自社スタッフへ同じ版を共有した。
  • 搬入・会期・搬出で使う証を区別した。
  • 受付、説明、商談、巡回、休憩の役割表がある。
  • 搬入用の長袖、長ズボン、作業靴を用意した。
  • 指定のヘルメット、手袋等を確認した。
  • 開場服を資材と分けて保管できる。
  • 統一感を色・名札・役割で作り、全員スーツに固定していない。
  • 出展者証が上着や髪で隠れない。
  • 袖、髪、ストラップ、装飾が実演機器へ触れない。
  • 靴は両足で試し、サイズ、滑り、かかとを確認した。
  • 新品靴を本番前に履き慣らした。
  • 予備トップス、靴下、必要な予備靴を用意した。
  • 立ち続けない交代・休憩・椅子を計画した。
  • 個人荷物、機密資料、来場者情報の保管場所がある。
  • 避難口、責任者、実演停止方法を朝礼で共有する。
  • 閉場後は来場者退場を確認し、作業服・保護具へ戻す。

よくある質問

Q. 展示会スタッフはスーツを着るべきですか?

A. 全員一律である必要はありません。受付・説明は統一トップスと動けるパンツ、重要商談担当はジャケットを足す等、役割で分けます。搬入・撤去は主催者規定に合う作業服と保護具へ着替えます。

Q. 展示会の搬入は会社のポロシャツでよいですか?

A. 会場・主催者の安全規定を確認します。長袖、長ズボン、作業に適した靴、ヘルメット、手袋等が指定される例があり、半袖ポロだけでは満たさない場合があります。

Q. 展示会受付にパンプスは必要ですか?

A. 必要とは限りません。高いヒールを性別で固定せず、色と清潔感をそろえ、足に合い、安定し、長時間立って歩ける低い靴を選びます。会社の統一基準も複数の形から選べるようにします。

Q. 展示会で疲れにくい靴はどれですか?

A. 万人に保証できる一足はありません。両足のサイズ・幅、土踏まず、かかと、靴底の硬さ・滑りを確認し、本番前に履き慣らします。交代、椅子、小休止、予備靴も合わせて計画します。

Q. 出展者証は服の下に入れてもよいですか?

A. 主催者の指示を優先します。入退場確認と来場者からの識別のため見える着用を求める例があります。実演機器の近くでは長いストラップの巻き込みを防ぐ装着方法も確認します。

Q. 展示会スタッフの服を男女で分けるべきですか?

A. 性別でスカート・パンプス、スーツ・革靴と固定する必要はありません。役割、色、名札位置、清潔感をそろえ、身体事情を含め安全に立つ・歩く・避難できる選択肢を用意します。

Q. 展示会でリュックや私物はどこへ置きますか?

A. ブース通路、商談席、非常口付近へ置かず、主催者・会社が定めた控室や施錠保管へ分けます。貴重品、薬、鍵、機密資料、来場者情報は管理方法を朝礼で共有します。

Q. 閉場後の撤去も開場中の服のままでよいですか?

A. 撤去が作業に当たるなら、来場者の退場と通電停止等を確認後、長袖・長ズボン・作業靴・指定保護具へ戻します。商談用ジャケットや接客靴のまま資材を運びません。

展示会スタッフの服装は、会社を飾る衣装ではなく、一日を安全に回す装備です。

搬入と開場を分け、受付・説明・商談の役割を見えるようにし、靴と休憩をセットで決める。これなら、見た目を保ちながら、設営事故と夕方の集中力低下を減らせます。

参考資料

資料は2026-09-12に確認しました。展示会の搬入出・設営安全、長袖・長ズボン・作業靴・保護具、出展者証と作業員証、実演、防災、長時間の立ち作業と靴・休憩を、会場・展示会主催者・厚生労働省の公式資料から整理しました。個別展示会の規定は年度・会場・展示内容で変わるため、一般的な服装例より当該回の出展マニュアルと現場責任者の指示を優先してください。